2019.10.04
「医療機関での麻疹対応ガイドライン」
(第6版:暫定改訂版、2016年5月26日、国立感染症研究所感染症疫学センター)
ジカウイルス感染症が「四類感染症」に追加されました 2016年
ジカウィルス参考資料
* ジカウイルス感染症のリスクアセスメント 第7版 |
* 渡航時におけるジカウイルス感染症への注意について |
* ジカウイルス感染症について |
勉強するにあたって少しでも役立つようにと微生物に関するリンク集などを作りました。
また授業で参考になる資料も少しずつ充実させていく予定です。
微生物の授業を行うにあたり |
微生物(主に細菌と真菌)とヒトとの関係は古来切っても切れない関係にあります。
その昔狩りをしていて怪我をし、傷口から細菌が入り化膿し、現代のように薬のない時代ですから
長い間苦しみ、時にはその怪我がもとで命を落とすこともあったでしょう。
また反対に魚醬や酒などを作り豊かな食卓を囲んだと思います。
現代社会においてはとかく対立関係だけが強調されていますが、
日常的には色々な形で微生物の恩恵にあずかっています。
ヒトだけではなく地球レベルで見たとき、この世の中に微生物がいなければ、
この豊かな緑の地球はあり得ません。
そういう意味では共存関係にあるべき存在なのです。
病原細菌について言えば、近年は耐性菌が増えてその対策に苦慮しています。
しかし耐性菌は人が生み出したもので、ある意味細菌はあずかり知らぬ事でもあります。
そもそも抗生剤の発達と耐性菌のいたちごっこは、今に始まったことではなく1928年にペニシリンが発見された時から始まっています。
この、いたちごっこの連鎖をいつかは切らないと、そのうち大変な事態になるでしょう。
根本的に考え方を変えて、ヒトと微生物との共存方法を模索しないといけない時期に来ているのではないでしょうか。それがどんな方法なのかはわかりません。
現在の抗生剤に遺伝子操作をもっと利用した薬剤なのか、それとも新たなメカニズムの薬剤なのか。
そもそも微生物を「やっつける」という発想自体変えないといけないのではないでしょうか。
その事はさておき、なるべく微生物とうまく付き合うため(感染しない)には微生物がどんなものであるかを知るところから始まります。
病原微生物に感染すると様々な病気を起こし最悪、命を落とすこともある恐ろしい生物と言えなくもありませんが、正しい知識を持って対処すれば感染を防ぐことも出来るし、また適切な治療を行えば早い治癒も可能です。
今後社会に出た時には、チーム医療の一員として次の3つの事を心掛けて日常業務に当たってください。
1. 施設内における感染予防と感染拡大の予防
2. 自身が拡大の感染源にならないように心掛ける
3. 正しい知識でもって患者さんに対し感染予防・感染拡大予防を指導する
「病院がそなえているべき第一の必要条件は、病院は 病人に害毒を与えない事である」
フローレンス・ナイチンゲール